ウイスキー用語集 |
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熟成に使われる樽。173〜191L。
酵母。糖分をアルコールに変える働きをする。
グレーン・ウイスキーを入れないで、モルト・ウイスキーだけをブレンドしたもの。個性がなく、マイルド。
粉末状の麦芽に熱湯を注いで混ぜる。この時に糖化が起こり、ウォート(糖化した液体)となる。
ウォートにイーストを加えると発酵する。発酵後に出来たもろみ(かなり甘いらしい)の事。アルコール度数7%程度。
ウォッシュを蒸留する釜。初留釜(蒸留一回目)。
直訳すると「天子の分け前」。熟成期間中のウイスキーは年間1〜3%ずつ空気中に蒸発してしまう。だからこそ旨いウイスキーが出来るのだ。
スコッチの熟成用の樽の中で一番小さいサイズの樽。45〜68L
カスク(樽)のストレングス(強さ)。つまり樽出しの状態のアルコール度数。50〜60度(普通は加水して、40度程度まで下げる)。
樽を作る職人さん。
ウイスキー熟成用の樽。127〜159L。
とうもろこしなどの穀物を原料にして、連続式蒸留器(パテントスチル)で蒸留したウイスキー。飲みやすいが、インパクトは薄い。
連続式蒸留器の事。アイルランドのイーニアス・コフィーが発明したので、こう呼ばれることもある。類語でコンフィティニアスチル。
蒸留過程で気化したアルコールを液化させる冷却装置。
シェリー酒の熟成に使われていた樽(500L)。これを使ってウイスキーを熟成させるとウイスキーにシェリーの香りが移って、複雑な香りとなる。
一ヵ所の蒸留所で作られたウイスキーの中で、まだブレンドされていないウイスキーの事。
樽ごとの違いを味わうために、樽から直接瓶詰めしたボトル。(普通は同じ蒸留所、同じ熟成年数なら樽同士をブレンドして出荷する)
一ヵ所の蒸留所で生産されたグレーン・ウイスキー。
一ヵ所の蒸留所だけで作られたモルト・ウイスキーだけを瓶詰めしたウイスキー。
蒸留担当の職人さん。
2回目の蒸留に使う釜(再留釜)。別名「ローワインズスチル」
再留時に出来たアルコールを測定し、熟成にまわすスピリッツを取り出す装置。
スコットランドの北部に位置する、スペイ川流域にある蒸留所で作られるモルト・ウイスキー。区分的にはハイランドモルトのひとつ
だが、たくさんの蒸留所があるために別に分けられる場合が多い。
「密造者」。密造=スマグリング。
ピートによって付く香り。
家畜用の飼料。麦芽の搾りかすと蒸留液の残りで出来た、リサイクルの飼料。
樽の内側の焦げ目を厚くする事。
原料の大麦などを食べるねずみや小鳥を退治するために飼っていた猫(現在は禁止されている)。ウイスキー・キャットともいう。
蒸留作業の事。
2回目の蒸留作業のときの、蒸留液の最後の部分(=フェインツ)。
ブレンダー用語。個性や深みを与えるモルト・ウイスキーのこと。
一杯のウイスキーの意。約30cc。
=ストレート。
2回目の蒸留作業のときの、蒸留液の中間の部分(=ポータブル・スピリッツ)。一番良質な部分。
アメリカン・ウイスキーの一種で、原料のとうもろこしを51%以上使用したもの。内側を焦がしたホワイト・オークの新樽で2年以上熟成。
バーボンの熟成に使われていた樽(180L)。
スコッチ用の樽の中では一番大きいサイズの樽。500L。
=連続式蒸留器。
熟成用の樽。180L
ウォートの冷却装置。
ヒース(植物)などが土に埋まり、それが長い年月を経て出来たもの(=泥炭)。大麦を焚くときに使う。
シングル・モルトやヴァッテッド・モルトをまとめてこう呼ぶときがある。
発酵作業の事。
2回目の蒸留作業のときの、蒸留液の最初の部分。
アルコールの度数を示すために1979年まで用いられていた基準。水とアルコールの比重の違いを利用して測定していた。
カナディアン・ウイスキーのひとつ。ライ麦、とうもろこし、大麦麦芽を使って作られる。連続式蒸留器と単式蒸留器の両方を使う。
スコッチを熟成するために一度使った後の樽。
モルト・ウイスキーとグレーン・ウイスキーをブレンドして、ブレンデッド・ウイスキーを作る職業。「マスターブレンダー」ともなると、ブレンドされているウイスキー(通常30〜40種類)を言い当てる事も可能だとか。
モルト・ウイスキーとグレーン・ウイスキーと混ぜ合わせたもの。
現在は殆ど行われていないが、大麦を発芽させる為に床の下からピートを焚きながら、大麦を乾燥させる伝統的な方法。
迎え酒。「犬に噛まれたら、傷口に噛んだ犬の毛を擦り付けたら治る」という迷信が由来になっている。
カナディアン・ウイスキーのひとつ。スコッチのグレーン・ウイスキーと同じ。
ウイスキー熟成用の樽。250〜305L。
蒸留後に残った液の事。バーントエイル。
モルト・ウイスキーを蒸留するために使用する単式蒸留器のこと。
直接蒸留所からウイスキーを樽で買い付けて、瓶詰め、販売を行う業者。=インデペンデント・ボトラー。
熟成工程の事。
ウォートを抽出するための円形の容器。
=糖化。
ブレンデッド・ウイスキーを作るとき、ブレンダーがウイスキーをブレンドした後にもう一回熟成させる事。
操業を停止する事。
大麦麦芽の事
定義としては「大麦麦芽を原料にして、単式蒸留器で蒸留したウイスキー」。
麦芽を製造する工場、業者のこと。
麦芽作りの職人さん。
単式蒸留器のネックとコンデンサーを結ぶパイプ。
初留時に出来る蒸留液。アルコール度数20〜30度。
スコットランドの南部、ローランド地方で作られたモルト・ウイスキー。口当たりがやわらかいウイスキーが多い。ピート香も穏やか。